センター概要

センター長より

龍谷大学生物多様性科学研究センター長 岸本直之

生物多様性とは,すべての生物の間の変異性のことであり,1993年12月29日に発効した生物の多様性に関する条約(生物多様性条約)では「種の多様性」「遺伝子の多様性」「生態系の多様性」という3つのレベルの多様性があるとしています。地球はこれまでに5度の大量絶滅を経験してきたと考えられていますが,1900年以降の種の絶滅速度はベースとなる0.02%/100年の8倍から100倍に達していると推計されており,人為活動に起因する6度目の大量絶滅の最中にあると指摘されています(Ceballos et al. 2015)。これはとりも直さず生物多様性の消失が急速に進んでいることを意味しています。生物多様性を保全し,適切な利用を行なっていくためには,生物多様性についての定量的な情報が不可欠ですが,生物調査は非常に労力がかかる上,その調査精度が低く,生物多様性保全が具体的な施策として進まない一因となっています。

 本センターは,生物多様性についての科学的理解を深めるとともに,関連する諸課題の解決に向けた取り組みを進めることを目的として,平成29年に設置され,センターに所属する研究員だけでなく,関連する専門家や実務家と協力しつつ,生物多様性の保全に向けた取り組みを進めています。
皆様のご支援,ご協力をよろしくお願い申し上げます

龍谷大学生物多様性科学研究センター長 岸本直之

引用:Ceballos G, Ehrlich PR, Barnosky AD, Garcia A, Pringle RM, Palmer TM (2015) Accelerated modern human-induced species losses: Entering the sixth mass extinction. Science Advances 1(5), e1400253, doi: 10.1126/sciadv.1400253.

沿革

2017年(平成29年)4月1日 龍谷大学生物多様性科学研究センター開設
本学の人間・科学・宗教総合研究センターにより、高度な研究成果を国内外に発信し,戦略的に行う研究プロジェクトの一つとして当研究センターは設置されました。

アクセス/連絡先

〒520-2194 滋賀県大津市瀬田大江町横谷1-5 龍谷大学 瀬田キャンパス 3号館308号室 TEL 077-543-7637