「びわ湖の日チャレンジ!みんなで水を汲んでどんな魚がいるか調べよう!」びわ湖100地点環境DNA調査
2021年に「7月1日 びわ湖の日」が40周年の節目を向かえたのを機にスタートしたプロジェクトです。環境保全に関わるNPOや企業など、毎年沢山の団体様に協力していただき、びわ湖の周囲100地点で水を汲み、びわ湖の生き物の生息状況について調査をしています。
びわ湖は滋賀県にとって正に「象徴」です。また、県内のほとんど全ての河川が最終的に流れ込むびわ湖は、私たち自身や私たちの周囲の環境の「写し鏡」です。シンボルであり、私たち自身でもあるびわ湖をしっかり見つめていくのがこのプロジェクトの目的です。
2021年のG7会合の首脳宣言で、世界的な使命としてNature Positiveが表明されました。「2030年までに生物多様性の損失を止めて反転させる」というこの壮大かつ崇高な目標の背景には、生物資源をはじめとする自然資本に依存しつつも、そこに敬意を払ってこなかった深い反省があります。自然資本を消費することで私たちは日々の暮らしを送っています。しかし、その消費によって生じる世界各地での自然資本の「目減り」に対して、十分に目を向けず、もしくは単純に知らずにこれまで過ごしてきたと言えます。
Nature Positiveの理想とするところは、私たちが日々の生活をするなかでも自然資本の目減りを生じさせず、もしくは向上していくような社会経済システムの構築です。守るべき環境が今どのような状況にあるのか、まず知らねばなりません。びわ湖の生物多様性をモニタリングし続けることで、そこで生じている問題が見えてくるはずです。汲んだ水の中に含まれているDNAを調べることで生息している生物の推定ができる環境DNA分析を使って、もっとも身近なびわ湖で、滋賀県発のNature Positiveに向けた新たな流れを作り出していきましょう。
*2024年度ご協力いただける団体様を下記の通り募集します。(2024年度の募集は締め切りました)
【参加募集】2024年6月18日〜7月10日(参加団体が決定次第終了)
【調査実施】2024年8月1日~8月29日(8月9日~8月16日を除く)
※上記日程のなかで参加団体の希望を勘案して決定します。(事前に日程調整)
【参加費】無料(汲んだ水の送料は龍谷大学が負担します。)
【募集対象】環境保全活動を行っているNPOや企業などの団体
【申込フォーム】https://qrgo.page.link/YVp1s
※採否のお知らせや具体的な調査の進め方の連絡、調査の日程の相談等は、個別に対応いたします。
【お問い合わせ先】龍谷大学生物多様性科学研究センター Email: ryukoku.biodiv@gmail.com
※メールの件名を「100地点調査についての問い合わせ」として下さい。
【注意事項】
①団体で申し込んでください。(個人での申し込みは受け付けておりません。)
②1団体あたり5~10地点程度調査を実施していただく予定です。(水を汲むだけの調査ですので、原則として1日で調査を終えていただく予定です)。詳細は、お申込みいただいた後、個別に調整させていただきます。
③原則として主催者が選定した地点での調査となります。(安全の確保が難しいなどの理由により、地点の位置を調整することがあります。)
④地点が埋まってしまった場合等、ご参加いただけないことがあります。
⑤調査時の安全管理は、各団体で行ってください。(荒天時の調査中止の判断、調査地点までのアクセス時の交通安全、採水時の安全確保など)
⑥原則として、自己責任でご参加いただくイベントとなりますことをご了承のうえ、お申込みください。(主催者で保険に加入する予定ですが、事故等のすべてをカバーすることはできません。)
【備考】今年の調査結果は、11月以降でオンライン報告会等を介して広くお知らせする予定です。
→【関連ニュース】 「2024年度 びわ湖100地点環境DNA調査『びわ湖の日チャレンジ!みんなで水を汲んでどんな魚がいるか調べよう!』」を実施
*各年度の詳細につきましては下記をご覧ください。
→2021年度
→2022年度
→2023年度
→2024年度
*共催
*協賛企業(50音順)
*2024年度採水協力団体(50音順)